Communicating Shoulder Surfing Attacks to Users

携帯端末における覗き見攻撃の脅威に対し,覗き見されていることを端末利用者へ
伝える方法について考案し,4つの手法を提案して比較評価を行なった.
その結果,振動による通知方法(vibro-tactile)が最も好まれるという結果を得た
という研究.この研究における覗き見は「プライバシー上の脅威」であり
「個人認証時の覗き見」というcontextに閉じた議論ではない.
(MUM 2018)

書誌情報:
Alia Saad, Michael Chukwu, Stefan Schneegass
“Communicating Shoulder Surfing Attacks to Users”,
17th Int’l Conf. on Mobile and Ubiquitous Multimedia (MUM)
(2018).
Web: https://doi.org/10.1145/3282894.3282919

Abstract

携帯端末の操作はありとあらゆる場面で行われるので,第三者に覗き見される機会が
多いというのはプライバシーという点で大きな脅威である.
「個人認証時における覗き見」という場面での研究はいくつかあるものの,
実際の端末操作時における保護方法については研究されていない.
この研究では,覗き見攻撃と端末利用者が対話する,という概念を提案する.
この概念は,ユーザが覗き見攻撃を受けていることに気づくための仕組みを実現し,それによってプライバシーが侵害されることを回避できるよう支援することを意味する.
その仕組みとして,本研究では”shoulder surfer detection mobile application” (覗き見検知アプリ): DSSystem を提案する.また4つの異なる攻撃通知方法を提案し,実験参加者による評価実験を行なったのでその結果を報告する.4つの方法とは,振動,前面LED,スクリーン上のアイコン表示,そしてビデオによるプレビュー表示である.
実験の結果から「振動による方法」が参加者の反応時間が最も早く,半構造化インタビューでも最も好まれるという結果が得られた.

Maybe update in near future.
— ends here

Communicating Shoulder Surfing Attacks to Users

http://the.netaro.info/2021/03/10/2021-0310_SSAttackComm/

Author

T.T

Posted on

2021-03-10

Updated on

2021-03-10

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