層型データの視覚化手法で,「データ宝石箱」といわれる視覚化システムらしい.TreeMapとは異なるが似てなくもない視覚化手法である.IBMの展示会で見たことはあったが論文は初めてみた.非常に興味深い
データ視覚化システム「データ宝石箱」は以下のような要求を満たしている階層型データ視覚化手法であった.
しかし,データの意味やユーザの意図を反映した一意な画面配置はできなかった.つまり類似しているデータに対してまったく異なる視覚化結果をもたらしていたので,それを解決するために理想的な位置をあらかじめ用意し,それを視覚化システムに教示する「テンプレート」を用意した.これを使うことで
が,可能になるらしい.大規模階層構造情報を視覚化した結果もあり,視覚化システムとしても非常に興味深い.「データ宝石箱」の論文も読んでみる必要がある.データ宝石箱の論文は画像電子学会論文誌 Visual Computing特集号 Vol.32, No.407, pp.407--417 (2003)である